CBD製品には大きく4つの仕様に分けることができます。
CBD製品を購入する前には、確実に知っておきたいポイントです。この記事ではその4つの仕様についての特徴、及びメリットやデメリットについて説明していきます。
フルスペクトラム(Full Spectrum)とは?
「Full Spectrum」。日本語読みすると、フル スペクトル、フル スペクトラム、フル スペクトロム、などの読み方になります。
フル スペクトラムは直訳すると「全範囲」「全領域」という意味です。
ヘンプに含まれるカンナビノイドは100種類以上あると言われおり、そのうち現在最も有名なカンナビノイドがCBD(カンナビジオール)になります。
フル スペクトルとはつまりヘンプに含まれるカンナビノイドが全て入っている製品、ということになります。またカンナビノイド以外にもヘンプに含まれるテルペン・必須ビタミン・ミネラル・脂肪酸・繊維・タンパク質・クロロフィル・フラボノイド、なども含まれます。
※ただし完全フルスペクトラムとは言えない製品をフルスペクトラムと言っている製品もあるので注意が必要です。
CBD単体に精製したものから作られた製品ではなく、ヘンプ生搾り製品となります。ヘンプ生搾りエキスに通関するように調整したり、CBD濃度を調整したりして最終的な製品に仕上げています。
フルスペクトラム(Full Spectrum)だと何が良いの?
近年の研究では、植物から抽出した単体の成分より、植物そのままの様々な成分が入っているエキスの方が薬理効果を期待できる報告が多いです。
ヘンプもしかりで、CBD単体でもその他のサプリメントに比べれば物凄い可能性を感じますが、やはりCBD以外の成分も入っている状態の方が、様々な期待に答えてくれる可能性が高いです。
この効果を「アントラージュ効果(側近効果)」と言います。
研究論文によるCBDの恩恵もCBD単一よりフルスペクトラムCBDの方が優秀な結果が多いです。またCBDは摂取量も重要で、基本的には多く摂取するほうが良好な臨床試験結果が多いですが、CBD単一ではある一定量を摂取を超えたところからその恩恵が頭打ちになり、フルスペクトラムCBDでは摂取すればするほどより恩恵を受けられる報告もありました。
また耐性についてもCBD単体よりフルスペクトルの方がつきにくいとされています。
ブロードスペクトラム(Broad Spectrum)とは?
ブロード(Broad)を直訳すると「広い、幅広い、大まか」などの意味になります。
つまりCBDなどのカンナビノイドがFull(全て)ではないものの、いくつもの種類のカンナビノイドが含まれている製品のことを言います。
ヘンプに含まれるカンナビノイドは100種類以上になりますので、ブロードスペクトラムCBD製品はとても幅が広いです。CBDともう一つカンナビノイドが含まれていても、ブロードスペクトラムCBDと言えるし、全カンナビノイドのウチ1つでもカンナビノイドを除いた製品もブロードスペクトラムとなります。
ブロードスペクトラムと同じ意味で、「マルチスペクトラム(Multi Stpectrum)」と読んでいるメーカーもあります。
CBDアイソレート+テルペン とは?
CBDアイソレート+テルペンは、CBDだけに精製したCBDアイソレートに、テルペンを加えたものになります。
CBDアイソレート とは?
CBDアイソレートとはCBDだけに精製したものになります。
例えるなら玄米と白米
お米で例えととてもわかり易いかと思います。
お米そのままで成分が全て入ってる状態が「玄米」で、ヘンプなら「フルスペクトル」。3分つき、5ぶつき、7ぶつき玄米が「ブロードスペクトラム」。白米に雑穀米などを加えたものが「CBDアイソレート+テルペン」。白米が「CBDアイソレート」。
玄米は栄養素が非常に高いことは周知の事実ですが、玄米を炊くのはやや難しいですし、多くの人はあまり美味しいとは感じていません。
フルスペクトル製品もやや扱いに注意する部分があり、またあまり美味しいと感じる人は少ない傾向にあります。
玄米やフルスペクトル製品が美味しい!という方もいます。
精製され食べやすいところだけを残した状態が「白米」で、ヘンプなら「CBD」。
扱いも難しくありませんし、美味しい又は味付けがしやすい傾向にあります。
まとめ
個人的には「玄米」「ヘンプ フル スペクトラム」が好きです。
最近、都内で玄米を食べれるお店が少なくてとっても残念に思っています。近くに玄米を食べれるお店ができれば毎日通いますw
そう言った意味でも、ヘンプのフルスペクトル製品が増えてきて嬉しく感じます。
どちらもメリットデメリットがあるので、選択の幅が広がるのは消費者としては嬉しいことだと思います。