大麻

【2021年最新版】加速する合法化!世界の医療大麻・嗜好大麻「解禁国」まとめ

2018年11月3日

2020年はグリーンラッシュイヤーと呼ばれ、世界の大麻市場が大きな成長と遂げた年だといわれています。

大麻及びCBDの市場規模が右肩上がりで成長を遂げていることも、世界中で大麻の合法化が進んでいることもグリーンラッシュの大きな要因の一つであると考えられます。

この近年目まぐるしく変化する市場の動向が気になる方も多いのではないでしょうか!?

この記事では世界各国の医療大麻・嗜好大麻解禁状況をまとめてみました。

世界の大麻解禁状況一覧

まず世界の大麻解禁状況を Google Map でまとめてくれている方がいます。

この Map は世界全体の大麻解禁状況をとてもわかりやすくまとめられています。

左上の「スライドメニュー」をクリックすると世界各国の状況が一覧でみることができ、またマップのスクロールでも各国の状況をみることができます。

それでは大陸(国)別にさらに詳しく見ていきましょう。

北米

カナダ

2001年 医療大麻 合法化。
2018年10月17日 嗜好大麻 合法化。

医療費控除の適用対象となっていることからもわかるように、医療大麻は国民に強く浸透しています。医療大麻が処方される疾患は非常に多く、湿疹や睡眠障害でも処方箋を発行してもらうことができます。

また、国家として嗜好用の大麻を合法化したのは南米ウルグアイに続き2カ国目で、先進7カ国(G7)としては初めてのことです。年齢や量などはそれぞれの州法によって異なりますが、19歳以上であれば購入・使用ができると定めている州がほとんどです。

アメリカ

アメリカには、全土を統制する「連邦法」と州ごとの決まりを示した「州法」という2つの法律があります。連邦法では、2018年に産業用のヘンプ栽培がトランプ大統領によって解禁されているものの、嗜好・医療の大麻使用は禁止されています。

しかし、州法では医療・嗜好ともに大麻の使用が合法化されている地域も多く存在します。2021年10月現在、50ある州のうち15の州で嗜好用の大麻使用が合法化されています。医療用だけであれば、36の州で合法となっていて、アメリカ全土の半数以上にのぼっています。人口で計算してみると、アメリカの国民の3分の1以上が、大麻を合法的に使える地域に住んでいるという計算になります。

このように2つの法律で異なる取り決めが成されているものの、実際には州法がOKとなっていれば連邦法に違反しているとして逮捕されるという事例はありません。

カルファルニア州

1996年 医療大麻 合法化。
2016年 嗜好大麻 合法化。(一部条件あり)

1996年 アメリカで初めて医療大麻を合法化し、その後2016年には21歳以上であれば1オンス(約28g)までの乾燥大麻または8gまでの大麻濃縮物(大麻樹脂やオイル)を処方箋なしで所持・輸送・購入することが可能となり、事実上嗜好大麻も合法化されています。

2020年には、コロナウイルスの蔓延により都市のロックダウンが行われましたが、その際政府は、大麻販売店を「生活に必要なエッセンシャルビジネス」と位置付けて通常営業を可能としました。理髪店などのサービス業が軒並み営業制限を課せられる中で、スーパーや病院と同じく大麻販売店が生活必需品扱いを受けたことが世界中で話題となりました。

ワシントン州

1998年 医療大麻 合法化。
2012年 嗜好大麻 合法化。

アメリカで初めての嗜好大麻を合法とする州法を施行したのが、このワシントン州です。都市部では多くの大麻取扱店が溢れ、州にとって欠かせないビジネスの一つとして根付いています。成人(21才以上)で23gまでの所持に限るという法律があるため、店舗への入店時の年齢確認は厳格に行われています。

オレゴン州

1998年 医療大麻 合法化。
2015年 嗜好大麻 合法化。

21歳以上は8オンスまでの所持と4本までの自宅栽培が可能(医療大麻の処方箋を受けている人は24オンスまで)となっていて、街中にも多くの販売店があります。

オレゴン州には消費税というシステムはありませんが、大麻に対しては高額の税金が課せられます。元々は、生産者に対して28グラムあたり35ドルの収穫税を課していたのですが、これを売上税に変更し小売業者や消費者25%の税金を負担させる方向にシフトしました。これにより多額の税収が入る一方で、違法に出回るようになるリスクもあるとして議論が起こっています。

アラスカ州

1998年 医療大麻 合法化。
2016年 嗜好大麻 販売許可(条件あり)

21歳以上が使用でき、1オンスまで嗜好大麻の使用、所持、輸送が合法化されています。また、大麻のふくまれた食品はTHC5㎎までと制限されています。

この制限が2021年に緩和され、現在の規制の倍量の含有が可能となりました。

ハワイ州

2000年 医療大麻 合法化。
2021年 大麻入りの食品の販売が解禁。

2019年には、21歳以上の成人がレクリエーション(娯楽)目的で大麻を所持する場合個人使用の範囲内であれば合法化するという案が上院で可決されていて、同時に少量のマリファナ所持を非犯罪化することも決定し施行されています。

2021年1月には医療大麻として、大麻入りの食品の販売が解禁されました。これによりグミ・クッキーチョコレートなど様々な種類に加工された大麻製品が市場に登場しています。今後は、嗜好用としての合法化についての内容をつめて下院を通過するものとみられています。

コロラド州

1998年 医療大麻 合法化。
2012年 嗜好大麻 合法化。

ワシントン州とともにアメリカで嗜好大麻を合法化した初めての州です。21歳以上でパスポートor州政府発行の身分証明証の提示をすれば大麻の所持・購入・使用が可能となっていて、州に住居していない人も小売店で1度に1オンスまでの大麻製品購入ができます。

大麻ディスペンサリーの数は、スターバックスとマクドナルドの店舗合計数より多いと言われています。

バーモント州

2018年 医療・嗜好 ともに合法化。

バーモント州では、大麻を医療用・嗜好用と分けた考え方はしておらず、一括して大麻の使用を合法としています。21歳以上の成人は1オンス(約28グラム)までの大麻の所持が認められていて、また栽培に関しては最大で2本の成熟した大麻草及び4本の未成熟の大麻草の所持が可能です。

これまで米国の大麻解禁は州民選挙で行なわれて来たが、バーモント州では議会の決議で合法化がなされたことも話題となりました。ただ、商業的な大麻の大量栽培や加工・小売販売の免許制度などについてはまだ確定的な決まりがないため行われていません。2022年を目標に新しい法案がまとめられるものとの見方が強まっています。

ニューヨーク州

2014年 医療大麻 合法化。
2021年 嗜好大麻 合法化。

ネバタ州

2000年 医療大麻 合法化。
2017年1月1日 嗜好大麻 合法化。

メイン州

1999年 医療大麻 合法化
2016年 嗜好大麻 合法化。

モンタナ州

2004年 医療大麻 合法化。
2021年 嗜好大麻の是非を問う住民投票が行われ、可決。

アリゾナ州

2010年 医療大麻 合法化。
2021年 嗜好大麻の是非を問う住民投票が行われ、可決。

ニュージャージー州

2010年 医療大麻 合法化。
2021年 嗜好大麻 合法化の案が可決。

サウスダコタ州

2021年 医療大麻 合法化
2021年 嗜好品としての是非を問う住民投票が行われ、可決。

マサチューセッツ州

2012年 医療大麻 合法化。
2016年12月15日 少量の大麻所持及び消費、及び12本までの自宅栽培の権利を認める。

ロードアイランド州

2006年 医療大麻 合法化。

ニューメキシコ州

2007年 医療大麻 合法化。

ミシガン州

2008年 医療大麻 合法化。

デラウエア州

2011年 医療大麻 合法化。

コネディカット州

2012年 医療大麻 合法化。

ニュ-ハンプシャー州

2013年 医療大麻 合法化。

イリノイ州

2013年 医療大麻 合法化。

ミネソタ州

2014年 医療大麻 合法化。

メリーランド州

2014年 医療大麻 合法化。

ルイジアナ州

2015年 医療大麻 合法化。

ノースダコタ州

2016年 医療大麻 合法化。

フロリダ州

2016年 医療大麻 合法化。

アーカンソー州

2016年 医療大麻 合法化。

ペンシルバニア州

2016年 医療大麻 合法化。

オハイオ州

2016年 医療大麻 合法化。

ウエストバージニア州

2017年 医療大麻 合法化。

テキサス州

2017年 医療大麻 合法化。

オクラホマ州

2018年 医療大麻 合法化。

ユタ州

2018年 医療大麻 合法化。

アイオア州

2018年 医療大麻 合法化。

ミズーリ州

2019年 医療大麻 合法化。

ジョージア州

2019年 医療用大麻 合法化。

バージニア州

2020年 医療大麻 合法化。

ミシシッピ州

2021年 医療大麻 合法化。

ネブラスカ州、ノースカロライナ州、アラバマ州

医療用・嗜好用ともに法律上は認められていないものの、非犯罪化されていて個人使用を目的として少量の所持・使用では大きな罪は科せられません。

ケンタッキー州

医療大麻合法化にむけ議論が進められていたものの、新型コロナウイルスの流行により一時中断されている状態です。下院ではすでに可決済みで、感染状況が落ち着いてから再度議論が行われる見通しとなっています。

テネシー州

医療大麻の合法化に向け議論が進められています。2021年3月上院では可決されたが、下院で否決されたため、提案の内容を変えて2022年に再度提出するとみられています。

州内有権者の80%が医療大麻に賛成の医師を示しているというデータもあり、今後の動向に注目が集まっています。

アイダホ州、インディアナ州、カンザス州、サウスカロライナ州、ウィスコンシン州・ワイオミング州

医療用及び嗜好用ともに、違法です。連邦法で産業用のヘンプ栽培はアメリカ全土で認められているのでTHC含有量の低い産業用ヘンプの栽培は可能です。

北マリアナ諸島(グアム・サイパン他)

2014年 医療大麻 合法化。
2019年 嗜好大麻 合法化。

医療用の合法化は住民投票により決定されていて、てんかん、HIV、がん、緑内障といった治療に積極的に使用されています。

また2019年にはアメリカ本土の一部州と同様に、21歳以上の成人を対象に嗜好品としての大麻も認められました。1オンス(28グラム)まで・6株までの栽培・室内での栽培など細かい条件はありますが、使用だけでなく個人の栽培も認可されていることについては大きな話題となりました。

中央アメリカ

ジャマイカ

2015年4月15日 医療大麻 合法化・嗜好大麻 非犯罪化。

法改正が行われ、宗教や医療・治療目的による大麻の使用が合法化されました。これに伴い、街中には医療大麻薬局が国中に開局している他、マリファナ農園の見学など観光客向けのアクティビティーも流行しています。海外で医療大麻を処方されている外国人は滞在中に厚生省の許可を得て56gまでの医療大麻を合法的に購入することができるようになっています。

嗜好大麻については、2オンス(約56グラム)までの所持が5ドルの罰金刑という微罪処分へと変更され、逮捕も前科がつくこともありません。また1世帯あたり5株までの栽培も可能となっていて、多くの人が大麻のある生活を楽しんでいます。

バルバドス

2019年 医療大麻 合法化。

コスタリカ

2021年10月現在、大麻の合法化は成されていないものの、2020年、大統領自らが「経済を活性化させるための手段として麻の栽培を促進する」と発表しています。

これを受けて医療大麻の合法化を目的とした法案が議会にて度々取り扱われていて、医療大麻の導入および患者が自分で使用する分の大麻の栽培を可能とする規定が盛り込まれるのではないかと推察されています。

バーミューダ

2018年 少量の嗜好大麻 非犯罪化・医療大麻 合法化。

南米

ブラジル

2019年 医療大麻 産業用ヘンプ 合法化。

限定的ではあるものの、アルツハイマー病や他に治療法がないと医師が判断した患者に対しての医療大麻が合法化されました。また同時に解禁された産業用ヘンプの栽培に伴い、従来は国内生産ができなかったカンナビノイド製品の国内生産が可能となっています。

2020年には、新型コロナウイルス患者への対応に従事する医療関係者に対して大麻成分を投与してストレスの軽減や緊張緩和を図る臨床試験を行ったことでも話題となりました。

嗜好用については、2006年10月8日 「少量の個人使用目的での取得・所持・保管・輸送・携行を逮捕の対象としない」法律が施行されているものの、現在まで合法化には至っていません。

チリ

2005年 大麻の所持・個人使用の非犯罪化。
2014年 医療大麻 合法化。

小児科医出身でチリではじめての女性大統領であるミシェル・バチェレ氏が指揮をとる2014年に医療大麻が合法化されるとともに、危険や薬物リストからマリファナを削除する改正案が議会で可決され、医療目的の大麻使用の道が開かれました。

嗜好用の大麻については、非犯罪化されていて、最高裁判決により「成人による大麻使用は他人を傷付けない限り罰しない」とされ事実上合法となっている。

コロンビア

2012年 嗜好大麻 非犯罪化。
2015年 医療大麻 合法化。

2012年に、個人的な使用に限るという条件付きで最大20株までの栽培・使用が許可されました。世界的に見てもこの20株というのは非犯罪化されている国や地域の中でも突出して多く、事実上の合法化とも言われています。

2015年の医療大麻合法化の際には、大統領自ら全国放送のテレビ演説で「医療・研究目的での大麻の栽培・加工・輸出入を完全に合法化する。ビジネスとしての大麻市場に大きく注目している」とし、国内では現在も様々な大麻関連のイベントが行われています。

2021年には、医療用の大麻の花の輸出が合法化され、大麻の国際市場において強い影響力を持つ国のひとつとなりました。

メキシコ

2016年 医療大麻 産業用ヘンプ 合法化。

医療用大麻および産業用ヘンプの栽培は、2016年に合法化されています。すでに様々な治療に医療大麻は使われていて、処方も限定的なものではありません。

世界でも上位を争う大麻生産国で嗜好品として多くの人が大麻を楽しんでいるとされていますが、実際には嗜好大麻は合法化されていません。2021年現在、嗜好大麻も合法化しようという動きが本格化し始めていて、2022年頃には法整備が整い認可されるのではないかと話題となっています。

ペルー

2017年 医療大麻 合法化。

2017年10月19日に、「薬用・治療目的による大麻及び同副産物の国内における事前登録使用、研究、輸入、商取引」を認める法案が可決され、医療大麻が合法化されました。しかし、政府の保険省が法人及び個人の輸入・取引業者を登録、認証研究機関の登録 生産機構の登録を担当していたこともあり、全くといっていいほど民間に流通していない点などが問題視されていました。

そこで2021年に再度法改正が行われ、治療目的での栽培・加工・輸送などの規定が緩和されました。今後は、より医療大麻が広がりを見せていくものと期待されています。嗜好用の大麻は、2017年よりも以前から非犯罪化されていて、8グラム以下の所持・使用の罰則はありません。

プエルトリコ

2015年 医療大麻 合法化。

現在までに30近い疾患に対して医療大麻の処方が認められていて、2017年には一般向けに販売されるようになっています。医師からの処方箋をもった人であれば、薬局で最大30日分の医療大麻を購入することが可能です。

ウルグアイ

2013年 嗜好・医療大麻 合法化。

世界で初めて医療大麻・嗜好大麻を合法化した国として知られています。元々大麻について厳しい罰則などを設けておらず、実質的な非犯罪化状態となっていました。内需による収入を国にもたらすことや雇用を生み出すという意味からも合法化が急がれたのではと考えられています。

一人6本までの栽培が許可されているほか、使用者協会や薬局を通じて人1ヶ月あたり40gまでの購入も可能です。

アルゼンチン

2017年 医療大麻 合法化。

2016年11月23日 アルゼンチン議会下院は医療大麻法を制定し、大麻油をてんかん・線維筋痛症などをはじめとする一連の疾患の治療に使用することを前提に承認しました。しかしこの法律は、半運用中とも言える状態で本格的に始動したのは2020年になってからです。2021年現在では、医師がライセンスを与えた患者は自宅で大麻の栽培ができる・国内産の製剤が処方されるようになるなど、医療大麻を取り巻く環境が大きく動きだしています。

一方で、嗜好大麻については法律上違法ではあるものの2009年には「大麻取締法は違憲」とする最高裁判所の判決が下るなど、非犯罪化され黙認されている状況です。

エクアドル

2013年 非犯罪化。
2019年 医療大麻 合法化。

THCの含有量が1%未満である大麻及び大麻由来の製品に限り、医療目的での使用を合法化するという法律が可決されました。

エクアドルは、世界で最も安く大麻を入手できる地域としても有名で、嗜好大麻についても2013年の法改正で10グラム以下の所持は非犯罪化となっています。

アジア

イスラエル

2018年 医療大麻 合法化。

2020年、世界で最も医療大麻を輸入した国はイスラエルです。医療大麻の処方を希望する患者が非常に多いため、国内での大麻生産だけでは間に合わないことが理由でしょう。年間約20%ずつのペースで増加しているとされ、2020年時点で約5万人の患者が居ます。

医療大麻研究の最前線を走るイスラエルでは、様々な研究が行われていて医療マリファナの聖地とも呼ばれています。

フィリピン

2021年 医療大麻の合法化に向けて審議中。

度々過激な発言で話題となるドゥテルテ大統領は、嗜好用の大麻について全面的に反対の意思を示しています。その一方で医療目的の大麻については前向きな発言を繰り返していて「当局によって有益であると見なされれば、医療大麻の合法化を受け入れる可能性がある」と公言しています。

2019年に、一部の疾患に限り医療大麻を認める「思いやりのある医療大麻法(CMCM)」という法案が下院で可決されました。審議は現在も続けられていて、近いうちに合法化される可能性が高いと考えられています。

インド

法律では医療用・嗜好用ともに禁止されていますが、「大麻」として規制されているのは花の部分だけです。そのため、大麻の葉や茎といった部分は合法的に使用することができるという状態です。

インドでは紀元前2000年から宗教的意義や伝統医学などで大麻の薬効を期待して消費されてきたという歴史があります。現在でもお供えものやしきたりなど伝統的な使用方法については花穂部分の使用についても黙認されています。

タイ

2019年 医療大麻 合法化。

東南アジアで初めて医療大麻を合法化したのはタイです。医師からの処方箋があれば、大麻由来の医薬品および乾燥大麻を購入することが可能です。国内800以上の病院が処方の認可を受けていて、希望者は薬局で購入が可能です。

韓国

2019年末に法整備が整い、医療大麻の利用が本格的にスタートしました。世界で流通している大麻由来の医薬品を積極的に輸入し、国の認めた販売店でのみ一般向けに販売しています。現在は、国家が指定した難病を患っている患者のみを対象としています。

日本

日本では大麻取締法により医療用・嗜好用ともに違法です。

産業用のヘンプ栽培については、政府が認めた一部の業者のみ可能です。茎と種子のみの加工に限定されていて、葉や花穂部などは規定の方法で処分が義務付けられています。

日本の法律では、「THCが含まれていない」「麻の茎と種子を原料としている」この2つの条件を満たした製品は、大麻だと認識されないため合法的に使用が可能です。そのため、近年では海外産ヘンプから抽出されたCBD製品が人気となっていて、国内の市場規模も大きく成長しています。

日本人が海外の大麻合法国で大麻を使用したら?

因みに、日本国籍の日本人が大麻合法化されている国に行き大麻を使用することも違法です。大麻取締法が適用され 第24条の8 で「第24条(大麻取締法)の罪は刑法第二条の例に従う」とあります。

刑法第二条とは「すべての者の国外犯」に関連する法律で、第二条の冒頭には「この法律は日本国外において次に掲げる罪を犯したすべての者に適用する。」とあり日本人が海外の大麻合法国に行っても大麻の所持は「違法」となる法律が記載されています。

つまり日本人は残念ながら海外に行っても大麻の所持・使用はできません。外国籍になるか、日本の法律が変わるのを待つしかありません。

ラオス

2021年現在 医療大麻の認可に向けて前向きに議論。

2018年頃から、ラオスの保健省は度々医療大麻の解禁を政府に提案してきました。2019年、医療大麻の使用にかんする議論や研究を行うことが議会で承認され、国内での医療大麻適用に向けた検討委員会が発足し今日まで議論が進められています。具体的にはすでに大麻を許可している国の事例の研究や世界の大麻関連のシンポジウムに参加するなどして情報を集めているようです。

オセアニア

オーストラリア

2016年から医療大麻が合法化されていて、がん治療・癲癇(てんかん)・吐き気止め・鎮痛剤など多様なシーンで多くの患者が大麻を使用しています。また、全土でヘンプ栽培も合法化されているため、広大な敷地を使って質の高いヘンプ農業が行われています。

嗜好用大麻も、首都周辺の一部の地域では合法化されていて大麻の自己栽培も可能です。このエリアは段階的に拡大していくとみられていて、年間で数十億ドル単位での経済効果が期待されています。

北マケドニア共和国

2016年 医療大麻 合法化。

THCが0.2%未満の大麻に限り、医療目的で使用することが許可されています。2020年には、国のホスピタリティの維持や観光誘致を目的として嗜好用大麻の合法化を検討していることを政府が発表しています。2021年10月現在まだ合法化はされていませんが、法案が整い次第合法化されるものと考えられています。

ニュージーランド

2016年以降 段階的に医療大麻が解禁。
国民の多くが大麻を使用した経験があるとされ、日本でいうところのアルコールと同じくらいの割合ではないかともいわれるほど人々の生活に近いところに大麻がある国です。

段階的に規制が緩和されていて、2020年には専門家の診察がなくとも医療大麻が購入できるようになりました。(医師の診察は必要)嗜好用大麻については2020年に合法化についての国民投票が行われ、53:47という僅差で否決となっています。

バヌアツ

2018年 医療大麻 合法化。

ヨーロッパ

クロアチア

2016年 医療大麻 合法化。

ヨーロッパで4番目に、医療大麻を合法化した国です。がん・多発性硬化症・てんかん・AIDSといった疾患を中心に処方が行われている。

チェコ

2013年 医療大麻 合法化。

2018年頃から、少量の個人使用に限り嗜好用の大麻も事実上、非犯罪化されています。
2021年、より自由度の高い大麻栽培を目指した法改正案が議会で審議されていて、今後の動きに注目が集まっています。

フィンランド

2018年 医療大麻 合法化。

フランス

フランスでは、非常に限定的ではありますが医療大麻の使用が認められています。これには医療用大麻の研究を進めるためという背景があり、フランス医薬品安全庁が認可を出した場合にのみ、薬の効果や副作用といったデータを取得するために、処方することが認められています。一般的な治療に対しての処方は前例がありません。

嗜好用については、使用は3750ユーロ(約48万円)の罰金+禁固刑1年、所持では750万ユーロの罰金+禁固刑10年、栽培では20年の禁固刑までと大変厳しい罰則が定められています。しかし実際には、少量の使用や所持では厳重注意のみで済まされることも多く、ヨーロッパの中でも最も大麻使用者の多い地域ではないかとも言われています。

ドイツ

2017年3月 医療大麻 合法化。

処方に対して疾患の制限などはなく、医師が必要と判断すれば処方することが可能です。

2021年には、ドイツの大学が大麻研究クラスというものを設立し、国と民間企業の両方から資金提供を受けて医療大麻の研究を行っていることが話題となりました。

また嗜好用の大麻についても、非犯罪化されていて少量かつ公共の利益を害さない使用であれば罰則の対象となりません。

ギリシャ

2017年 医療大麻 合法化。

医療大麻はすでに合法化されていたものの、THCが0.2%未満のものに限られていた他様々な規制の問題が整っていなかったため実際に積極的な運用は行われていませんでした。

2021年、政府が法改正案を承認。これにより医療大麻ビジネスが活発になることが期待されていて、医療の発展や経済効果が注目されています。

イタリア

2016年 医療大麻 合法化。
2021年 嗜好大麻 一部合法。

大麻の中でもTHCの含有量が極めて少ない、濃度0.6%未満の大麻及びCBD製品を合法とする法律が可決されました。嗜好目的に大麻は、少量の所持であれば非犯罪化されていましたが、2021年9月には大麻改革案が承認され個人使用を目的とした大麻の栽培が可能となりました。

オランダ

2003年 医療大麻 合法化・嗜好大麻 少量に限り合法。

嗜好用の大麻についても、5株までの栽培および5グラムまでの所持については法律の規定対象外となるので罰せられることはありません。コーヒーショップと呼ばれる、大麻の販売店は至るところに存在し、法が許している量を顧客に販売しているため罪には問われません。

ポーランド

2017年11月1日 医療大麻 合法化。

ルーマニア

2015年 医療大麻 合法化。

スペイン

医療大麻 合法化。
嗜好大麻 個人使用に限り合法。

大麻の栽培・使用・所持は公の場所でなく、個人使用の範囲内であれば合法となっています。また、個人で栽培した大麻の使用は合法で大麻の種子も合法的に販売されています。

プライベートな場所での使用は合法ですが、公共の場での所持と使用は禁止されています。

スイス

2011年 医療大麻 合法化。

THCが1%以下のものなら合法となっていましたが、医師が医療用として大麻を処方する際には保健庁への許可申請が必要となっていて、この取得に1ヶ月前後という長い期間がかかることが問題視されていました。

年々申請件数が増えているという状況を踏まえて、2020年、法改正が行われました。これにより許可申請なく処方することが可能となり、医療大麻はより身近なものとなっています。

イギリス

2018年11月1日 医療大麻 合法化。

病院勤務の専門医に認められた場合に限り合法的に大麻を用いた治療をすることが可能です。医療大麻が処方される可能性がある症例としては、深刻な癲癇(てんかん)を患った子供や癌(がん)の化学療法で嘔吐(おうと)や吐き気をもよおしてしまう成人、多発性硬化症で筋肉が固まった成人などに認められた実例があります。

一方、嗜好品としての大麻は違法とされていますが、取り締まりは緩く使用者は多くいるといわれています。

スロベニア

2018年2月 医療大麻 合法化。

広大な自然を生かし、整った環境での大麻栽培が盛んな国です。日本でも有名なCBDメーカーもスロベニア産のオーガニックヘンプを原料としています。

デンマーク

2018年 医療大麻 一部合法化。

特定の疾患患者の試験的な4年制のプログラムとして2018年に医療大麻が一部合法化されました。このプログラムがスタートしてから、デンマーク国内では大麻草の屋内施設による大量生産が試験的に行われ、医療大麻についても数々の研究が重ねられてきました。特定の疾患をもつ患者に対しても大麻製剤の処方が行われています。

政府は2021年のプログラムの修了期日を前に、今後医療大麻の生産と輸出を恒久的に許可すると発表しました。また、今後は患者が医療大麻製剤を購入する際などに使える補助金についても議論される予定です。

ポルトガル

2019年 医療大麻 合法化。

処方薬としての医師の判断の元で処方されています。また、国内で生産された医療用の大麻を他の医療大麻が認可されているEU諸国へ輸出することも合法です。

嗜好用大麻に関しては、2001年頃から個人使用に限り非犯罪化されました。

ルクセンブルク

2018年6月 医療大麻 合法化。
2018年12月 嗜好大麻 合法化。

ルクセンブルクは2018年に医療用・嗜好用いずれも大麻の使用を合法化することを承認し、2019年から施行されています。これによりヨーロッパで初めて大麻を完全合法化した国となりました。

ベルギー

2001年 個人使用に限り 非犯罪化。

医療用・嗜好用ともに法律上は違法ではあるものの、屋内での個人使用に限り非犯罪化されています。公の場所での摂取は禁じられていて、3g以上の所持も罰則の対象です。

スウェーデン

医療大麻 事例ごとに判断し使用できるケースもある。
極稀な重い疾患を患っていて、他の治療手立てがないケースなどに限り個別で判断が下ります。2017年には深刻な背部損傷の患者2名への医療大麻の使用が承認されています。

マルタ

2018年 医療大麻 合法化。
2021年、嗜好大麻の合法化に向けて議論が開始。

リトアニア

2018年 医療用大麻 合法化。

ジョージア(グルジア)

2016年 少量であれば嗜好大麻 非犯罪化。
2018年 嗜好用としての大麻への罰金制度を撤廃。

サンマリノ

一部の大麻由来医薬品に限り、使用認可。

中東

キプロス共和国

2019年2月15日 プロギス議会は医療大麻の栽培と使用を認める法案を承認しました。元々、広大な敷地での違法な大麻栽培および世界への裏ルートでの販売が問題となっていたキプロスでは、合法化して国レベルで大麻市場を管理していくという目的で承認の運びとなったといわれています。

レバノン

2020年 医療大麻 合法化。

パキスタン

ほぼ非犯罪化。・CBDは合法。

クッシュ系と呼ばれる人気品種の大麻は、パキスタンの北西を起源としているなど、大麻とは昔から深い関係がありました。そんなパキスタンでは、医療用・嗜好用ともに大麻は全面的に法律で認められていません。

しかし、実際には大麻の消費量が世界でもトップクラスに高いと言われていて違法な使用が横行していることが読み取れます。注意喚起はするものの、マフィアなどから多額の賄賂が流れているため本格的な取り締まりができないと推察する声もあります。政府としてもこの事態を重く受け止めていて、事体の改善に向け議論が進められています。

アフリカ

南アフリカ共和国

2021年 大麻合法化に向けて審議が進められている。

パキスタンでは現在CBDのみが合法で、CBDオイルは処方箋の元医薬品としての取り扱いが成されています。大麻については、嗜好用・医療用ともにTHCを含んだものは禁止です。しかし、2018年には最高裁判所が個人の使用目的での所持を認める判決を下し、事実上の非犯罪化とも考えられていました。
2021年、大麻の合法化に向けて政府が本格的な審議に入ったと発表しています

ガーナ

2020年 医療大麻 合法化。

マラウイ

2020年 医療大麻 合法化。

ジンバブエ

2018年 医療大麻・研究用大麻 合法化。

2018年に法改正が行われ、医療大麻および研究用の大麻栽培が合法化されていたものの、規制が厳しかったこともあり事実上の禁止状態となっていました。2020年には、大麻生産に関する規制が大幅に緩和されたため、本格的に医療大麻や産業用ヘンプが栽培され輸出量が一気に増加しました。ジンバブエの大麻産業は伸びしろが大きいとして、欧米諸国から投資の対象として高い関心を集めています。

ザンビア

2019年 医療大麻 合法化。

まとめ

こうして大麻が利用できる国をまとめてみると、
世界196ヶ国のうち、

  • 医療目的 合法国 47ヶ国(23.9%)
  • 嗜好目的 合法or非犯罪化している国 24ヶ国(12.2%)

となっています。
※個人調べ
現在検討中の国も非常に多いことが分かっているので、この数値は今後どんどん伸びていくことでしょう。

今後も最新情報を適時更新していきたいと思います。

※上記の情報は個人的に集めた情報をまとめたものであり、内容を保証するものでもありません。外国籍になる可能性があり、その国で大麻の所持使用を検討されている方は、くれぐれも現地の最新情報を確認して下さい。

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エイジ

一時期1日18時労働のブラック企業に勤務。効率的な睡眠とハイパフォーマンスな日々を求め、禁煙を決意し自己啓発に勤しむ。CBDに出会いCBDのパワーに助けられ「CBDのある生活」を研究する35歳。

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