いま、凄い勢いで人気が広まりつつあるCBDリキッド・CBDオイル。
CBDって?どんなメリット・デメリットがあるの?と気になる人も多いはず。
今回はそんなCBDについてまとめてみました。
CBD(カンナビジオール)とは?
まずはCBD(シービィーディー)について。CBDはCannabidiol(カンナビジオール)の略称となります。
CBDは大麻植物に含まれる有効(カンナビノイド)成分のうちの一つのカンナビノイド成分です。現在、最も薬理効果を期待されている非精神活性化合物です。
カンナビノイドとは?
カンナビノイドとは大麻草に含まれる有効成分の総称であり、カンナビノイドの種類はCBDを始め約100種類以上あると言われています。大麻草に含まれるカンナビノイドの種類数はまだ正確に把握されておらず、今現在では大麻草にしか発見されていません。ホップにも含まれているという情報もありますがまだハッキリしていません。
医療用大麻の研究が進むにつれ、最近はこの「CBD(カンナビジオール)」が医療関係者や科学者の注目を集めています。世界中で益々研究が行われており、様々な効果が認められる結果が報告されています。
CBDとTHCの違い
大麻植物(カンナビス)の主成分は大きく2つあり、「CBD(カンナビジオール)」と「THC(テトラヒドロカンナビノール)」です。
一般的に大麻の作用として知られる成分はTHCです。THCは精神活性作用(多幸感など)があると同時に、日本では厳しい法律が定められています。
大麻成分のうち約40%を占めると言われるCBDは非精神活性成分であり、日本でも合法です。THCに見られる精神作用はなく、さらにCBDはTHCの作用を打ち消します。このセーフティで個性的な特質がCBDを医療、食品、化粧品、等成分として魅力的なものにしました。
カンナビスに含まれてるカンナビノイドのうちCBDとTHCが主な成分ですが、その他にも少量しか摂れないレアカンナビノイドと呼ばれる、CBG、CBC、CBN、THCVなどのカンナビノイドの研究も進められています。
日本におけるCBD
日本で流通するCBD製品は大麻取締法と麻薬及び向精神薬取締法、2つの法律をクリアしている必要があります。
大麻取締法とは?
大麻取締法での「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
引用:大麻取締法
CBD製品は大麻草の茎および種子から精製することができます。法的な部位から法的なCBDを抽出することができ「違法」ではありません。
また、THC(テトラヒドロカンナビノール)は日本において、麻薬及び向精神薬取締法により麻薬に指定されている禁止成分になります。
注意ポイント
大麻リキッドなどもあるようですが、これは大麻草の茎・種子以外の部位からTHCを抽出したもので違法です!
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現在、日本国内では大麻植物のTHCを除き、かつ茎及び種子から抽出されているCBD製品のみ市場に流通させることができます。CBDは医薬品に分類されておらず、処方箋を必要とせず利用することができます。
CBDの効果・研究
CBDは医薬品ではないため、薬機法(旧・薬事法)でその効果を謳うこと禁止されています。
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行う
ただ、今現在の研究の対象とされている疾患や症状は以下のようなものになります。
- ストレス緩和
- 不眠症改善
- 統合失調症
- うつ病
- アトピー性皮膚炎
- 摂食障害(拒食症)
- 癲癇(てんかん)
- 薬物依存
- アルコール依存症
- 強迫性障害
- パーキンソン病
- 白内障
- 緑内障
- ハンチントン病
- ALS
- 脳卒中
- 心疾患
- 肝疾患
- 外傷性脳損傷(TBI)
- 血圧改善
- 細胞炎症の緩和
- 便秘改善
- ガン(癌細胞増殖抑制)
- 脳腫瘍
- AIDS
- 自己免疫性ぶどう膜炎
- 繊維筋痛症
- 骨粗鬆症
などなど様々な疾患・症状などに対し研究が進められており、良好な結果も報告されていますがCBDは未だ研究段階であり、またそれらを保証するものでもありません。効果に個人差もあります。
自身自身で体験し知識を深め、研究していくことが必要だと思います。なぜCBDを常飲し続ける人がいるのか知ることができると思います。
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CBD(カンナビジオール)とは?効果が期待され研究されている疾患・症状まとめ
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CBDの安全性
CBDの安全性は多くの論文で確認されています。
CBDに関する132の論文で副作用レビューされており、人と動物に対して安全性が高いという評価を受けています。
毒 性 評 価 細胞毒性 ない 食物摂取 変化を誘発しない カタレプシー(強硬症) ない 生理学的パラメーター(心拍数、血圧、体温) 影響なし 消化管通過 影響なし 精神運動・心理的機能 影響なし 高濃度1500mg/日/人の投与 耐えられる 肝臓薬物代謝の抑制(ラット) 影響あり 受精能力減少(ウニ) 影響あり P糖タンパク質活性減少(ラット) 影響あり
引用:Sefety and Side Effects of Cannabidiol, a Cannabis sativa Constituent(2011)
また、WHO(世界保険機関)では2018年6月にCBDの安全性が評価され、国際薬物条約における麻薬に該当しないことを勧告しています。
WHOのCBDの安全性評価が気になる方はこちら
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WHO(世界保険機関)が遂にCBD(カンナビジオール)の公式見解を発表!その内容とは?
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なぜCBDを求める人がいるのか?
CBDが世界的に注目を集めるきっかけになったのが「癲癇(てんかん)」です。ドラベ症候群とも呼ばれる難治てんかんとなってしまったのシャーロットちゃんは、週に300回の発作が6ヶ月も続いたそうです。
処方箋では改善せず、最後の頼みとなったのが大麻草から抽出できるCBD治療でした。
CBD治癒によりシャーロットちゃんは、発作の回数が1週間に0~1回になり99%の発作を無くすことができたのです。
この事実が2013年にCNNが放映し、CBDが一躍有名になりました。
CBDは私たち生物が備える身体調節機能「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」に働きかけます。ECSは身体全身の至るところで恒常性を整える役割を果たしています。私たちの身体のバランスを司っている機能です。
ストレスや加齢に伴う老化などによりカンナビノイドが不足し、エンド・カンナビノイド・システムが正常に働かなくなると様々な疾患に繋がることが明らかになってきました。
これを「カンナビノイド欠乏症」と呼びます。
つまり、CBDなどのカンナビノイドを補給しエンド・カンナビノイド・システム(全身にある受容体)を整えてあげることであらゆる心身的悩みを解決に導いてくれる可能性があると言えます。
薬(処方箋)を敬遠する人々
今の医療はすぐに「薬」や「手術」を勧められます。
日々進歩する医療での「薬」や「手術」は大きな成果をもたらします。しかし現代医療をもってしても完治への道筋が見えない疾患があるのも事実です。またその代償として「副作用」もあります。
僕自身も肌の痒みがなかなか治らず、抗生物質を飲み続ける日々を送っていましたが、肌の痒みは治まるものの、それとともに体調が悪化していきました。
人や症状によってどちらが良いかはわかりませんが、「自然療法」という選択肢もあっても良いのではないかと思います。
僕達の身体は自然の一部ですから、やはり化学物質の摂取や身体の一部を除去して決して良いことはないと思います。実際、僕の周りにも薬は飲みたくない、という人が増えているように感じます。
まだCBDの効果については未知数な部分もありますが、僕と同じように「もっと自然でナチュラルな方が良い!」そういう考えもあっても良いと思います。
そのような人にCBDは支持されているのだと思います。
CBDリキッドとCBDオイル及びその他製品の違い
CBDを摂取するには、主に4種類の摂取方法があります。
- 蒸気摂取
- 舌下摂取
- 経口摂取
- 皮膚摂取
一つ目は、CBDリキッド等を蒸気摂取する方法。「リキッド」とは電子タバコ(VAPE)用の「専用液」を指しています。リキッドのベースは、PG(プロピレングリコール)とVG(ベジタブルグリセリン)になります。
二つ目は、CBDオイル等を舌下摂取する方法。オイルを舌の裏側に含み1~2分留めその後飲み込みます。ベースとなるキャリアオイルは各CBDブランドによって違いますが、オリーブオイルやココナッツ(MCT)オイルやヘンプオイルがベースとなっています。
三つ目は、CBDグミ等を経口摂取する方法。そのまま食べます。CBDオイルを飲み物に入れて飲んだり、CBD入カプセルを飲むのもこの方法になります。
四つ目は、CBDバーム等を皮膚摂取する方法。肌に塗ります。この方法は身体全身に作用するというよりも塗布した局部に作用します。
米国・欧州では上記した製品以外にもCBDが含まれた製品がどんどん開発され、メディカルグレード製品のCBDペースト・CBD座薬などもありますし、それ以外にもCBDティー・CBDコーヒー・CBDミルク・CBDウォーター・CBDハニー、CBDアイスクリーム、コスメ、性用品、アパレルウェアなども開発されています。
摂取方法別メリット・デメリット
CBDオイルの方が先に日本に入ってきましたが、CBDオイルは高価な物が多く、苦く、また摂取効率が悪いので体感効果のスピードが遅いです。
そこに、電子タバコ(VAPE/ヴェポライザー)の急速な普及も追い風となり、CBDリキッドが商品化し始めました。さらに、電子タバコ(VAPE/ヴェポライザー)で水蒸気化し摂取した方が「効率的に摂取」することができます。より少量で体感も早いです。
CBDオイルをそのままVAPEで蒸気化し摂取することも可能は可能ですが、苦くて美味しくないです。CBDが配合されたCBDリキッドはVAPE用に開発されたものですので、リキッドを水蒸気(ミスト)化しやすく、しかも美味しいです。
摂取効率からみても蒸気化して摂取したほうが吸収率が1.5倍から4.0倍と言われています。よって、オイルよりリキッドでの摂取のほうがコストパフォーマンスが良いということが言えます。
あくまで個人的な感想ですが、CBDを摂取した時の感覚もリキッドで蒸気摂取した場合と、オイルで経口摂取した場合では少し違う感じがします。
作用する時間も異なります。CBDリキッドを蒸気摂取した場合は、2〜3分で体感し始め1〜2時間ぐらい作用します。CBDオイルを経口摂取した場合は、1時間ぐらいで体感し始め3〜6時間ぐらい作用する感じです。(その日の体調などによっても異なります。)
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CBDリキッドとCBDオイルの使い分け例
摂取効率としては蒸気摂取の方が優れていますが、ご自身のご利用シーンに合わせて、速効性のあるCBDリキッドを選択したり、摂取効率や体感スピードは劣るものの、長くじっくり作用するCBDオイルを選択していくことが望ましいと思います。
蒸気摂取が苦手な人もいるでしょうし、CBDオイル特有の後味が苦手という方もいるかと思います。
また例えば、一概に睡眠でお悩みと言っても、寝付きが悪いのか、途中でよく起きてしまう悩みなのか?寝付きが悪いのであれば、速効性の高いCBDリキッドで蒸気摂取、途中覚醒が多ければ作用の長いCBDオイルを選択した方が望ましいかと思います。
その他、リラックス目的であればキャッチ感の高い蒸気摂取の方が望ましいでしょうし、慢性的な痛みなどの対策なら経口摂取が良いかと思います。
どちらもメリットデメリットがありますので、ご自身の使用目的に合わせて選んでみて下さい。リキッドとオイルの併用もとてもありです!速効性と持続性のいいとこどりが可能です。
CBDリキッドを吸ってみた個人的感想
低濃度で少量摂取すると特になにも感じません。しかし集中力が増します。ピリピリしたり他のことに気を取られることがなくなります。
濃度が高いもの摂取すると、ものの数分後でリラックス感を感じます。仕事が終わり帰宅後に摂取すると「全身の緊張が溶け程良いリラックス状態」になります。仕事でのストレスを忘れることができます。
さらに濃度が高いものを多く摂取すると「眠気」が増します。
やはりTHCは一切入っていませんので、多幸感などの精神作用はありません。
また僕は肌が弱く、生活が少しでも乱れると肌が痒くなるのですが「肌の痒み」も治まります。
「睡眠の質も向上」しました。早く深い眠りにつくことができます。人によっては眠気が強くなると思われるので、仕事中・運転中などにはあまりおすすめできません。自分への適量がわからないうちは晩酌ならぬ「晩煙」が丁度良い感じと思います。
また、持続的に使用しても「依存」したり「耐性」がついたりする感覚はさほどありません。
注意!
CBDリキッドに対するレビューはあくまで個人的な感想です。CBDはサプリメントであり感想の内容を保証するものではありません。
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CBD製品のメリット
CBDのメリットを整理すると、
- 様々な疾患・症状への期待
- 脳細胞の炎症が治まり思考がスッキリ
- 寝付き、睡眠の質の改善
- アトピー、肌の痒みの改善
- リラクゼーション効果
- 食事が美味しい
人にとって効果には個人差がありますが、僕的には肌の痒みが落ち着いたことと、リラックス感を感じたことです。
一番のメリットは天然成分であるということ。人体に安心・安全でもちろん副作用の心配がありません。まさにハーブ・漢方といっても過言ではありません。
これがCBDが天然のサプリメントと言われる所以でもあります。
CBD製品のデメリット
CBDのリキッドのデメリットを整理すると
- なにも効果を感じない
- 値段が高い
やはり効果には個人差があるようで、なにも効果が無いという人もいます。お酒や運動、薬も、効果には個人差がありますから当然でもあります。
ただCBDは約30日間体内にCBD成分を滞在させるとより効果的なので、一定期間はつづけてみてほしいです。
値段が高いは僕も同感です。日本に入ってきた数年前に比べだいぶ安くはなってきましたが、もっと安い価格になってきて欲しいと思います。
国内で購入できるCBD製品
CBDは100%天然素材ですが、天然成分だからこそその生産過程から販売におけるまで、法令を順守しているメーカー・商品を選択することが重要です。現在日本国内で購入できるCBD製品もどんどん増えていますが、僕がおすすめできるのは、
おすすめCBDブランド

CBDfx、KoiはMade in America(アメリカ)、AZTECはEngland(イギリス)、NATUuRはMade in Netherlands(オランダ)、PharmaHempはMade in Slovenia(スロベニア)です、ENDOCAはDenmark(デンマーク)です。
どのフレーバーも特徴的なので、味の好みは人によって違うと思いますが、CBD含有量からみるコストパフォーマンスは「CBDfx」が良いです。それぞれのCBD製品ジャンルごとのランキングレビュー記事もあるので、どれが良いが気になる方は下記のランキング記事をみてみて下さい。
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