2018年5月12日大物ラッパーが「大麻リキッド」所持の容疑で起訴されました。
また2017年8月29日の産経ニュースでも「大麻リキッド」が蔓延の兆しを見せているようです。
法で厳しく規制されている大麻を液体状に加工した「大麻リキッド」が、繁華街などで蔓延(まんえん)の兆しを見せ始めている。
大麻が合法化されている海外から密輸され、利用者が急増している電子たばこと組み合わせて使用されているという。
乾燥大麻や自生大麻のような独特の臭いがなく、周囲に使用が発覚しにくいことが特徴だ。
幻覚成分を濃縮した「大麻ワックス」の摘発も相次いでおり、巷には大麻の加工品があふれている。捜査当局は「大麻乱用を助長する恐れがある」と警戒を強めている。
引用:産経ニュース
ということで、今回は現在よく話題になる「大麻リキッド」、「合法(脱法)リキッド」、そして「CBDリキッド」の違いをまとめてみました。
大麻リキッドとは?
まず大麻リキッドから。
大麻リキッドとは大麻草(カンナビス)の花冠・葉(マリファナ)から、大麻の主要成分でもあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)を凝縮させた、電子タバコ用の専用液です。
THCは精神活性化作用・陶酔作用(ハイになる成分)があると言われており、日本では大麻取締法により、大麻草の花冠・葉からできた製品の所有は「違法」となります。
アメリカやヨーロッパの多くの国で医療用大麻の解禁が進み、一部では嗜好品としても認められている大麻。
でも日本では、うっかり知人から「ただのVapeリキッドだよー」なんてもらっただけで警察行きになってしまいます。
合法(脱法)リキッドとは?
続いて合法(脱法)リキッド。
合法(脱法)リキッドとは、現在は規制されていない成分で作られたリキッド(液体)。
その多くは上記したTHCを摂取した時のような精神活性化作用があるように作られています。
どのような成分が入っているか、またどのような作用がわかりにくく、合法だからといっても本当におすすめしません!
数年前に流行した「スパイス」や「ハーブ」と呼ばれる、合法(脱法)ドラッグがありましたが、その当初は合成テトラヒドロカンナビノールで、この頃はまだまともでした。(おすすめはしません!)
ですが、徐々にわけのわからない成分が含まれるようになってきて、そのキマリ方も一線を超えるようになってきて、事件・事故のニュースが耳に入るようになってきました。
まもなくして合法(脱法)ドラッグへの取締が一斉に強化され、手軽に入手できていた合法(脱法)リキッドも現在ではあまりみかけなくなりました。
それでも今現在でも合法(脱法)ドラッグ、リキッドがあるようですが、本当におすすめしません!
CBDリキッドとは?
最後にCBDリキッド。
CBDリキッドは、大麻草から採れるという店は大麻リキッドと同じものの、採れる部位・成分・体感(効果)は全く異なるものになります。
CBD(カンナビジオール)は大麻草の茎及び種子(ヘンプ)からとれる成分です。そのCBDを主原料としたリキッドがCBDリキッドで、違法となる花冠・葉からとられた成分でもなくTHCも含まれていません。
大麻からの製品ですが全く別物になります。
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まとめ
僕はCBDに偉大なる可能性を感じているので、大麻リキッドや合法(脱法リキッド)の蔓延により、CBDが誤った認識されたり、CBD製品が普及し誰でも求めやすい環境・価格になる可能性が阻害されるようなことになれば、大変残念です。
そんなことにならない為にも、日本では大麻リキッド・脱法リキッドは辞めましょう!ダメです。大人になりましょう!
CBDリキッドを嗜みましょう!
CBDでも濃度さえ自分にあったレベルにすればリラックスできます。